日本国憲法成立の真相

衆議院憲法審査会において憲法改正論議が国会で始まっている。日本は戦後GHQの統治により、ドイツのような戦後の総括が行われず、第三者国ではなく戦勝国による東京裁判で実刑を受けた方の責任にして、経済復興に邁進してきてしまった。

日本国憲法もGHQの統制のもとで創られたものであるので、サンフランシスコ条約(1952)で独立後、安倍総理の祖父岸信介は1957~1964にかけて、憲法調査会を内閣に設置し、憲法の成立過程を調査させた。日本人が作ったものでないと結論を出したかったのだろうが、結論は(平和主義)の第9条については幣原総理からマッカーサーに進言したものであること、天皇主権を(国民主権)にして、天皇は国家儀礼をおこなうもの(象徴天皇)としたのは、在野の憲法研究会の提案であることが明確になり、憲法改正には手を付けられなかったのである。(基本的人権の尊重)についてはどのようにして成立したのかは私にはまだ解っていないが、封建制度の廃止との米国の命を受けているGHQの意向の繁栄のような気がしている。

 

特に日本国憲法には「武力ではない方法で世界の平和を創って行ける国にしよう」との幣原総理とマッカーサー司令官の一致した思惑が入っていることを感じている。

国民の代表である国会議員には、日本国の建国理念や大日本帝国憲法を改めた日本国憲法の成立過程とその精神をしっかりととらえてから、議論してもらいたいものである。

憲法「押しつけ」論の幻 小西豊治著 が出版された2006年に、「日本の青空」という憲法研究会の鈴木安蔵を描いた映画ができ、翌年に私も地元で鑑賞している。

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